こんにちは。川崎市認可小規模保育園の幸ぷらむ保育園・家庭的保育室の相澤保育室を運営する株式会社 歩です。
一般公開用の園ぶろぐの公開はとてもひさしぶりに感じます。
思えば3月からのコロナ渦で、当園もわずかな受け入れのみでひっそりと運営してまいりました。まだまだ油断のできない日々が続くことが予想されます。
引き続き、安全安心な保育をしっかりと意識して運営を続けてまいります。
救急救命講習のようす
6/22に救急救命講習を行いました。救急救命講習は毎年連携園の看護師の方が行ってくれる、小児を命を守るための講習です。
小児の想定した心肺蘇生用訓練マネキンを使い、心肺蘇生の方法を確認します。
人形だとわかっていても、小児の心肺蘇生は緊張を伴うものです。
毎年講習を受けている先生たちも、記憶の再確認をしながら訓練を行いました。
0歳児を想定した心肺蘇生法の確認をしています。
0歳児の場合、通常の胸骨圧迫では内臓にダメージを与えてしまう恐れがあります。指で正確に心臓の位置を確認し、圧迫をする練習をします。こちらも人形であっても非常に緊張をしました。
小児の場合の胸骨圧迫は、片手で行います。通常、大人の場合は両手を組んでしっかりと圧迫を行いますが、小さい子どもの場合は、乳幼児同様に内臓へのダメージを考慮し、この形をとっているのだそうです。
AEDを使用した訓練も行いました。AEDは装着さえすれば、電気ショックが必要か必要でないかを自動判別して電気ショックを送ってくれます。
もし人が倒れている場面に遭遇をしたら、周りの方に声をかけて、とにかく早く救命措置とAEDの装着を行うことが大切です。
ちなみに、AEDとは「停止した心臓を動かしてくれる」ものではないそうです。例えば胸部に強い衝撃を受けたときなどにおこる「心室細動」に対し有効なのだそうです。心室細動とは、心臓が小刻みに震えてしまい、正しく血液が送れない状態を指します。
おまけ
ここまでお読みいただきありがとうございました。保育園内で救急救命やAEDの使用が必要になるようなことにならないことがもちろん一番ありがたいのですが、万が一に備えて動きを理解しておくことはとても大切です。
せっかくなので、救急救命に役立つ情報を少しだけ共有させていただきたいと思います。
救急救命の流れ
偶然、人が倒れている場面に出くわしたときにどういった動きをすべきか、日本医師会による具体的な手順をまとめたページがありましたので一度目を通しておくことをおすすめします。より詳しい動きを知りたい方は、自治体が行っている救急救命講習などを受講するなどしてください。
乳幼児の心肺蘇生法についてまとめられているページです。乳幼児や小児の心肺蘇生法は、大人とは違った部分が出てきます。また、AEDも成人モードと小児モードの切り替えスイッチがあるものもあるので注意が必要です。
AEDマップ
今あなたがいる場所から一番近いAEDはどこにありますか?と聞かれて即答が出来ますか?
ほとんどの方は不可能でしょう。また、AEDを使用する機会は突然やってきます。AEDを持ってくることを頼まれたとしても、周囲の目に付く範囲に設置がされていなければ、混乱してしまいます。
そんな時に役に立つのが「AEDマップ」です。
日本全国AEDマップは、自治体の公表したAEDの設置場所や、一般投稿によるAEDの所在地もわかるサイトです。
特に優れている点が「緊急モード」機能が備わっている点。クリックすることで、現在の位置情報から最も近いAEDの場所が一覧で表示できます。
救急車の手配に必要な住所の表示や、救急救命法の手順を記載した外部リンクも設置されていますので、いつでも簡単に開けるよう、スマートフォンにショートカットを作成するなどして、簡単に開けるようにしておきたい便利サイトです。
一般投稿で新たにAEDの設置情報を入力することもできますので、必要に応じて追加をしていきましょう。
もちろん、当園のAEDも追記してあります。
救急救命アプリ
救急救命は訓練であっても緊張して手順を忘れます。そんな時に役に立つのが「救急救命アプリ」です。
アプリを立ち上げてナビ通りに行うことで、スムーズな救急救命を行うことができます。現在ではたくさんの種類のアプリが存在しますので、アプリストアを見て自分にあったアプリをダウンロードしておきましょう。
いかがでしたでしょうか。
ぜひ皆様も、「備えあれば憂いなし」の気持ちで、万が一の準備をしてみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。